おまけがいっぱい

もしも「植物を育てるために田舎に住みたい」と思ったり、「田舎でのんびり花や野菜を育てたい」と思う人がいれば、私はためらいもなく、中古住宅つきの物件を薦める。
植物オンリーの私には、家は雨露しのげれば充分、新しい家を建てるお金があるなら(ないけど)、庭の充実に使いたい。
花壇や畑にするために原野や山林を開墾するなんて、現実をそこそこ知っている私なら、とてもやれたもんじゃない。20年、いや30年若かったら別だろうけど。
それにライフライン、若干の手直しが必要としても、新設に比べれば持ち出しはほんのわずかで済む。
そんなお金があったら、苗や種子や用土を買いたい。特に私が買う用土は火山礫、ここならエゾ砂。これは腐葉土みたいに作り出せないからね。
あと、石というより岩・・・これはまあ無理っぽいので、そこらで持てる大きさの石を拾ってきてるけど。

元校庭の住宅よりの一角を、前に住んでいた人は家庭菜園にしていた。通路の路肩や斜面直下に花を植えていた。「移住前」の写真にはその名残りが見られる。新居に引っ越してどれだけ持っていくのか?と思ってたら、お気に入りのタツタソウ、カサブランカカノコユリドウダンツツジ、コルチカム・・・くらいかな?ここに比べれば何分の一の広さしかないので、後は気がつかないほど少しずつだった。

で、残ったものは頂いた・・・ということになる。上記のものもドウダンツツジ以外は掘り残しが少しずつ。

とにかく、ここを地植えできる植物(主に多年草)でいっぱいにしたい私にとって、新たに種まきから育てるのに比べれば、増えすぎを抜くのはずっと楽な作業、それは後回しにしてもいい場所でもある。

で、何が残っていたかというと、

ヤブカンゾウ、ジキタリス(野生化)、ヒマラヤユキノシタ、カクトラノオ、ハナガサギク、宿根フロックス、小菊、グラジオラス、コオニユリ(野生化)、フランスギク(野生化)、シバザクラ・・・これらは、フランスギクとシバザクラ以外は「ないよりいい」レベル。

スズラン、ムスカリスイセン、ヤツシロソウ、宿根アスター(3色)、ジャーマンアイリス、ムスクマロウ(白:野生化)、チョロギ、ペパーミント、ビオラハマナスシャクヤク・・・「まあ、いいんじゃない」レベル。

カライトソウ、イブキジャコウソウ、センペルビウム、ラベンダー、セントーレア・モンタナ、ニリンソウ、フユノハナワラビ・・・「やったね♪」レベル。

で、一番嬉しいのが、野生化というより野生のもの。
これは敷地周りと称する、元校庭の外周部分も含めるが、
シロバナウツボグサ、テングクワガタ、ヨツバヒヨドリ、ヤナギラン、エゾクガイソウ、オオマルバノホロシ、ノウゴウイチゴ?、ネジバナカタクリ、オオウバユリ、エゾエンゴサク、スミレ数種、ナンバンハコベ、クモキリソウ、ヒカゲノカズラ、コナスビ、エゾシロネ、エゾスズラン、サイハイラン・・・特に後者のものは、外回りを散策するたびに見つけたもので、まだまだありそうな雰囲気が濃厚。

それに隣の家まで200m近く離れているので、周囲100mくらいは自称「私の庭」(笑)
とすれば、ミズバショウオオバナノエンレイソウ、ヒメイズイ、エゾノリュウキンカアズマイチゲ、ユキザサ・・・なども加わり、まだまだ他にもいろいろ。

んー、書き忘れたのもあるな。あと、名前が分からないのも。

そうそう、樹も20種類くらいあるんじゃなかろうか。
もっとかな?


2006年10月26日